ただ与える人になる ~献血に行く~
2018年 04月 28日
私がこの記事を書いた後、真似をして献血を勧めてくださって
いる方がいらっしゃると数名のクライアント様からお聞きし、
少しでも献血が広まったことに対し、大変嬉しく思っております。
私はこの教え(血を流す功徳)を、台湾の道教士の方から
教えていただきました。
道教の教えを知る前の私は、
「献血・・・名前は知っているけど・・・」
程度の知識であり、その重要性は他人事だったように思います。
皆さんは献血ってご存知ですか?
献血とは、病気や怪我などで輸血を必要としている方のために
健康な人が無償で「誰かのお役に立ちますように」という心で供血する
社会貢献の一つです。
ここで勘違いをして頂きたくないのが、献血は運気アップのために
やることでもなければ、何かの開運法でもないということです。
つまり、偽善は「取引」になるということです。
献血の根本にあるのは、「助け合いの精神」、
「見返りの無い奉仕の精神」であると思います。
道教思想での血を流す行為は、過去生での業・カルマを消すという
考えに基づくものであり、こちらも運気アップや開運、現世利益、
私利私欲といった思想を勧めるようなものではありません。
功徳(くどく)とは徳を積むこと(他人のためにする善行)であり、
自己開運目的の善行は、ただの自己満足です。
そうではなく、自ら血を流すことによって過去の業(凶)を消し、
その結果、吉に転じていくという一つの思想が献血による功徳です。
さらに言えば、時々ブログでも書いている「積陰徳」という行為は、
本来は「誰からも見られないようにして行う善行」のことを指します。
400ml献血の場合、女性ならヘモグロビン値が12.5以上、
男性であれば、ヘモグロビン値が13.5以上あれば献血の基準値を
満たす必要があります。結構ハードルは高めなんですね。
私は余裕で基準値を越えているので(相変わらず元気だけが取り柄。笑)、
400ml献血をお願いされます。
女性の方で、美容のためのプラセンタ注射を過去に一度でも
受けられた方は献血出来ませんのでご注意くださいね。
献血ルームはお菓子も置いてあったり、
ドリンクも飲み放題で、快適そのものです。
受付のスタッフの方、医師、看護師さんもとにかくいい人で、
日本赤十字社の方は誇りをもって働かれているなぁと、
本当に頭が下がります。
私のように順調に採血できる人ですと、
400mlの献血で10分、15分程度で終わってしまいます。
成分献血と言って、血漿や血小板だけを取る献血になりますと、
最低でも40分~90分くらいはかかります。
さらに、献血には年齢制限もあります。
通常の献血は69歳まで可能ですが、女性が血小板献血をする
場合は54歳まで、という決まりがあります。
また、献血に行き、無料の携帯メールクラブに登録すると、約10日後に
定期的に献血をすることで、自分の健康管理にも役立ちますね。
これもあまり知られていないことなのですが、
供血した血液にも賞味期限のように使用期限がありまして、
赤血球で21日間、血小板でたったの4日間。
つまり、血液は長期保存することが出来ないんです。
日本赤十字社のシュミレーションでは、2027年には延べ
約85万人分の血液が不足すると言われています。
さらに、稀な血液型の方、患者さんと白血球の型が一致する方は
大変貴重な存在になるため、ご指名で供血をお願いされることも
あります。患者様当人からすれば、本当に大切なことですよね。
ご共感頂ける方は、ぜひ献血ルームに足を運ばれてくださいね。
実際に供血された血は、大怪我などで輸血が必要な患者さんや、
癌患者で免疫がゼロの方などに使われています。
体内年齢は18歳、糖化年齢(AGE値)は20代なのがプチ自慢。(笑)
私も健康に気を付け、いつでも献血できる健康的な身体を
維持したいと思います。
Rie