天赦日の落とし穴!?
2018年 02月 01日
素晴らしい皆既月食の鑑賞が出来ました。
皆さまはご覧になられましたでしょうか?
昔の日本ではこういった日食、月食は見てはならない、
という考えもありましたから、時代も変わったものですね。
今では普段は見られないレアな天体観測を楽しむ人たちが増え、
宇宙に興味を持つ人たちも増えたのではないでしょうか。
さて、本日は天赦日です。
天赦日と聞くと、年に数回しかない最上の大吉日!!
と思われる方も多いと思いますが、本日の天赦日は少し特殊です。
まず、皆既月食の影響です。
日本では昔から、日食や月食というのは、
不吉な現象であると昔から言われてきました。
突然空が暗くなったり、月が見えなくなったり、
まるで神隠しのような、何か良くない事が起きるのではないか、
というイメージをもたらすものでもありました。
これには様々な分野からの見方がありますので
あくまでも一つの考え方ではありますが、こういった天体ショーが
起こる時というのは、氣が安定し難い時期と捉えることが出来ます。
本日(2/1)の通書を見て見ましょう。
天徳や月徳のような良い吉神もなく、少なめでしょうか。
青枠内、歸忌(きぎ)とあるのは、結婚関係、引越、旅行などに凶。
本日は子日なので歸忌が付いていますが、
この凶神の動きも、4か月ごとに変化します。
その下の土符(どふ)は、天赦によってさらに凶作用が強まっており、
本日の土いじり全般、建築関係、ガーデニングなどは凶となります。
吉神が凶神の凶作用をさらに強めるケースがある
というのを知っておくと良いですね。
また、毎月訪れる節入り(節前、節後)の時期や、
特殊な季節の変わり目は、氣が安定し難い時期と考えます。
例えば、土用の時期も、大気が不安定になりやすく
天候や気温の上下により体調も崩しやすかったりしますよね。
まさに今も絶賛土用期間中ですが、大雪に見舞われたり、
インフルエンザも流行中で、体調も崩しやすい時期です。
そういった時期は、積極的に身体を休めたり、
準備期間などに充てると、充実した時間を過ごすことが出来ます。
暦の動きを重視する生活は、人間が古くから行ったきた、
自然の流れに逆らわないという、ナチュラルな生活様式でした。
せわしない現代社会の中で、暦の動きを意識しながら生きて
行く人たちは、大幅に減ってきていると思います。
しかし、美しい四季がある日本。
暦の名残を感じる素晴らしい文化が残る我が国で、
「自然の流れ」を意識して過ごすのも、良い選択だと思います。
Rie
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