「リーダーの易経」
2017年 06月 23日
難解で取っつきにくいイメージの「易経」を、
女性らしい言葉遣いで分かりやすく解説してくださっています。
この本は、いわゆる占術としての「易学」の本ではありません。
易経の解釈も、著書の前置きでご本人が述べていらっしゃるように、
彼女独自の目線、体験から得た解釈で話が進んでいきます。
内容は分かりやすく、6段階ある「龍のお話」が基になっています。
1、潜龍(せんりゅう)
2、見龍(けんりゅう)
3、乾惕(けんてき)
4、躍龍(やくりゅう)
5、飛龍(ひりゅう)
6、亢龍(こうりゅう)
易経は全て例え話になっているので、今の自分の状況や環境に
上手く当てはめて物事を見ることができます。
今の自分は、どの龍なんだろう?
そんなことを思いながら読んでいくとさらに面白いです。
特に、何かのトップに立つ方、リーダーの方(会社社長、会長、
監督などの職業の方)はこれらのお話を知っておくと良いですね。
易経は、四書五経の中の一冊です。
四書とは、論語、大学、中庸、孟子。
五経は、易経、詩経、書経、礼記、春秋。
教養の一つとして、読まれる方も多いのではないでしょうか。
「リーダーの易経」の最後に、乾為天(けんいてん)の全文が載っています。
これを毎朝音読していると、自然の原理原則というものが心に染み込んできて、
改めて自然の偉大さ、そのとてつもないスケールに感動します。
内容は壮大ですが、この本自体は多分中学生くらいのお子さんでも読めると思います。
何ごとも乾いたスポンジのように吸収できる年齢の時に、一度読んでおくというのも
素晴らしい経験かもしれませんね。(意味が分かるのはもっと大人になってからだよー。笑)
帝王学を学びたい小学生は、こちらに挑戦してね☆
易経、お勧めです。