やってみないと分からないこともある

先週末に私が主催させていただいた風水講座にて、

実際、お生徒さんを目の前にして、改めて感じた

ことがありました。


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それは、お生徒さんが「本当に知りたい最後の最後」、

「知りたいことの核心部分」を伝えることの難しさです。


例えば、一番多いご要望が

「講座内で自宅の宅盤を作盤したい」

というケースです。


作盤自体は、建物の建築年月、入居年、坐向などの

基本情報があれば作成することが可能です。


ここで問題になるのが、

講座内でどうやって坐向を決定させるのか。

というか、安易に決定は出来ないという問題点です。


今回の講座でも、ご参加くださったお生徒さんの

ご自宅の坐向の判断が話題になりました。


講座に参加してくださる方のほとんどの方の興味は、

ご自宅の家の坐向、改善がメインです。

正直、それさえ分かれば良いという方も

中にはいらっしゃると思います。


坐向の看方のポイントや、パソコン上で偏角度数をつけて

図面を見る方法、巒頭を加味しながら坐向を見る方法など

様々な知識、技術的指導をOPENにさせて頂きました。


頂いた多くの資料をもとに、講座内で90%の

ところまでは解明することが出来ても、残りの10%は、

お生徒さんの身に起きた現象や、候補に挙がった宅盤を

比較しながら判断することが必要です。


結局はご自宅に戻って本人に確認してもらうことが

必須になるので(←ここの問題が一番大きい)


そこで判断を間違えれば、大きな遠回りとなります。

(私のお生徒さんには、私がフォローさせて頂いています)


皆さんもご存知のように、最近は風水の衛星鑑定もあります。

いわゆる、現地に行かずして、グーグルマップや偏角度数などを

使用して風水鑑定を行うことです。


衛星鑑定自体は技術的に可能なことですが、

私自身は現地鑑定での経験を踏まえ、それ一本での

風水鑑定に対しては、疑問や危惧を感じています。


空亡(方位の境界線上)に乗る家や、周辺巒頭を確認するのに

過去の衛星画像(現状況と全く同じではないケースもある)では

信用性に欠ける部分が出てくるからです。


以下は千代田区内のグーグルマップ状況ですが、

2017年12月現在に対し、画像は約1年9か月前(2016年3月)のものです。


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大都会の真ん中でさえ、1年9か月前です。

では、郊外になるとどうなるのかと言いますと・・・


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こちらは一例ですが、鹿児島県鹿児島市にある

ごく普通の住宅街です。

最新画像の情報は、なんと2014年1月ということで、

今よりも3年11か月前(約4年前)の状況です。149.png


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こちらは青森県の綺麗な住宅街ですが、2017年12月現在の

最新画像が、4年7か月前の状態です。


4年も5年もあれば、周りに建物が建っても不思議ではありません。

つまり、巒頭の状況が変わっている可能性もあるということです。


他の占術で例えるなら、四柱推命が良い例です。

四柱はその名の通り、個人が誕生した「年・月・日・時」という

4つの柱を見るからこそ分かる占いです。


しかし時々「出生時刻が分からなくても占えますよ~」という

占い師さんもいらっしゃいます。


でも、その占い結果はある程度の参考にはなっても、

決して精度が高い占いの結果とは言えません。

それと似たような話なのです。


私も鑑定前には必ず対象物件を衛星でチェックしていますし、

参考にもしていますが、結局はある程度の参考にはなっても、

参考の域を超えることは出来ないのだなと確信しました。


講座内という限られた時間、そして情報の中では、

参考となる情報の提供は可能ですが、「診断」を決定させる

ことに関しては、大変難しいというのが率直な感想です。


しかし、お生徒さんが知りたいのはあくまでも診断結果

ですから、そこが確定できないと、結局モヤモヤは

晴れないままになってしまいます。


私の力量不足はもちろんありますが、それでもやはり、

現地できちんと見て、

お客様のために風水コンサルティングの時間を設けて、

丁寧に
ヒアリングさせて頂きながら坐向を判断すること、

が改めて大事だと感じました。


昔の人たちは、グーグルマップどころか、

パソコンも、便利なソフトも、携帯アプリもなかった時代に、

現地に足を運んでその土地の風水を見ていたわけですから、

当たり前と言えば当たり前かもしれません。


この問題をクリアするには、直近の最新画像、

360度全景の動画を撮影してきて頂く
などの

必要が生まれます。


講座内で坐向を決定することには物理的な

限界がありましたが(どこでもドアがあれば解決するのに!)、

私に出来る最大限の情報はお伝え出来ました。


他流派の風水の判断方法、世界の風水師が使う方法、

巒頭の判断、羅盤の使い方、坐向を見るときのポイントなど、

これだけの情報があれば、ご自身でも今まで以上に風水を

よく見ることが出来ると思います。110.png


その部分は講座開催前からブログでもお伝えしていましたし、

自信を持ってご活用いただきたい内容を伝授出来たと思います。


今回は講座の反省点でしたが、良い面ばかりではなく、

こういった私のリアルな経験談を皆さんにお話しすることで、

読者様の今後の風水生活のヒントになればと思いました。


お生徒さんたちにとってはお土産という名の「宿題」を

持ち帰って頂いたことになります。


講座内で坐向に関してお伝え出来ることは、

あくまでも客観的な判断方法、看方、捉え方、考え方、

技術的指導などに止まりますが、お伝えさせて頂いた知識、

技術をフルに使っていただき、今後の風水改善に

お役立ていただければと思います。


現地に行かずしてそこで宅盤を決めちゃいましょう!

今は精度がいいので大丈夫ですよ、現地に行かなくても

全部分かりますよ、というのは、良いとか悪いとかいう

上辺だけの話ではなく、色々な意味で、指導側である風水師、

風水コンサルタントとしての「在り方」が問われる部分です。


一般の方を相手に、「講座終了後はご自分でどうぞ」

と言うのも、そこで不慣れな方が判断できるのか?という

問題もありますし、教える側としても一抹の不安が残ります。


私もそこは、今後も自分のポリシー(現場主義)を

大切にしたいと思いました。


まだまだ私も、手探りの中から経験を積ませて頂いています。


「やってみないと分からないこともある」


これからも、挑戦の日々です!


Rie


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by hibikore-fengshui | 2017-12-06 07:30 | 巒頭による形殺 | Comments(0)

風水コンサルタント 内海莉絵


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