心の在り方の大切さ

「日出乾坤耀」(ひ いでて けんこん かがやく)

今年の初釜での掛け軸です。

「乾兌離震巽坎艮坤」(けんだりしんそんかんごんこん)

という言葉は易や八卦でも学びますが、
その中にも「乾坤」が出てきます。

ここで使われている乾坤とは、「天と地」という意味ですが、
乾坤には「陰と陽」、「男と女」、「上巻・下巻」のように、
対になっているものを表すこともあります。

天と地が出て太陽に照らされ、この世の全てが
一斉に光輝く。お正月らしい掛け軸です。

実は、この言葉にも続きがあります。

「雲收山岳青」(くもおさまりて さんがくあおし)

雲が収まると、山々がより一層青く見える、ということです。

自分の心が曇っていても、太陽は変わりなく昇り、
お日様が昇るお陰で、天地は輝くことができます。

心の中に暗雲が立ち込めていても、乾坤(自分の心)の
持ち方次第で闇は晴れ、太陽の日を浴びて輝くことが出来る。

まさに、自分の「心の在り方」の大切さを表した禅語です。

茶道を学んでいく上で大切なこと。

それは、御点前の上手い下手ではなく、自分の精神性を高め、
いかに客人をもてなせるかに尽きると思います。

毎週お稽古を付けていただいている時間、
頭の中がお茶のこと以外、一切の邪念が入らないのが
不思議でたまりません。

頭の中には次のお手前の所作のことで一杯になって、
他のことを考える余裕が全くないのです。

今まで色々なお稽古を習ってまいりましたが、
このような気持ちになるお稽古は他にありませんでした。

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その時間が心から楽しくて、茶道の偉大さ、
そして懐の広さを幾度と無く感じています。

四季を感じながら、心安らぐ時間を大切に
過ごしてまいりたいと思います。



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by hibikore-fengshui | 2015-02-26 08:00 | 茶道 | Comments(0)

風水コンサルタント 内海莉絵


by Rie Utsumi
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